一人暮らしの息子、コロナ自宅療養する

この夏、一人暮らしをしている息子から珍しく連絡が来たと思ったら「コロナ陽性になってしまった、ごめん。ポカリと食料送ってくれ。」とのこと。軽症で済みましたが、経過を覚書しておきます。

ーーー初期症状~発熱外来受診までーーー
※曜日なども動きに影響ありそうなので入れる
0日目(火):初期症状、鼻の奥が痛い。
2日目(木):発熱38度5分ほど。喉が痛くて頭痛と咳少し。手持ちの市販薬を飲む。
3日目(金):解熱せず
かかりつけ医に連絡するも発熱外来をやっておらず、市の発熱外来サイトから徒歩で行けるクリニックを見つけて予約。(近くにあって良かった)
4日目(土):受診。抗原検査陽性。ロキソニンを処方される。
自転車はふらつきそうで怖いので徒歩でクリニックへ。PCR検査は採取のみで結果は後日。保健所にはクリニックから連絡が行くため個人での連絡や登録は不要。

ーーー自宅療養開始~回復までーーー
5日目(日):解熱。頭痛も全快。
ただ、寝汗がひどく、目を覚ますたびに着替えないとダメなくらい。
(この日の夜に親に連絡してきた。もっと早く言って。)
生活支援物資を申請したくて24時間フォローアップセンターへ電話するも繋がらない。

6日目(月):喉の痛み全快
ひと晩マスクをして寝たら、喉の痛みがすっかりとれた。寝汗は相変わらず。
(親から宅配便ポカリと食品を発送)
7日目(火):快方に向かう
(宅配便、午前到着。ようやくポカリを口にした。)
8日目(水):寝汗もなくなり、平常に戻る。

ーーー開放日までーーー
9日目(木):フォローアップセンターよりSMS受信。開放日が示される。
今さらだけど、支援物資を申し込む。
10日目(金):厚生労働省よりSMS受信
HER-SYSに登録しろとリンクあり、登録。(回復してから登録する意味とは…)
11日目(土):ただただ待機するのみ。
12日目(日):同上
13日目(月):開放日
14日目(火):支援物資が届く(遅れたけど、ありがたい)
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あってよかったもの
市販薬と栄養ドリンク
市販薬では解熱まではできなかったが、受診までの症状が少しは緩和されたのではないか。栄養ドリンクは、薬剤師さんに聞いて発熱時に薬と一緒に飲んでも大丈夫なもの。ポカリがなくてもこれがあったので助かったと本人。次はポカリやヴィダーインゼリーも常備しておこう。
体温計
パルスオキシメーターがあればベターかも。幸い重症化リスクはないので、今後持たせるかは考える。
扇風機
エアコンはあるが、扇風機は衣類を乾かすのに地味に活躍。特に今回は寝汗が続いたので、寝具に扇風機を当てまくったらしい。体調の悪い時にシーツ類の洗濯などはキツいので、これでしのいだ模様。

困ったこと
24時間フォローアップセンターが活用しにくい
地域にもよるだろうけど、第5波あたりに?保健所業務がひっ迫したのを受けて、保健所の代わりにセンターが症状の把握や生活支援物資の手配などの業務をやっているようだ。係り員さんはひっきりなしの電話に対応しているだろうから、電話が繋がらないことに文句を言うつもりはない。幸い軽症で済んでだので、そう思えるのだろうが、もし症状が回復しなかったら、これほど不安なことはなかっただろう。
今回は食料が底をつきそうで、生活支援物資の申し込みを早くしたかった。サイトを見ると、まず、申し込みをしてから届くまでに3,4日かかるとの表記、それに申込条件が書いてある。症状のあるときに読む文章量としてはキツいかもしれない。その条件とは、陽性者登録が済んでいる人。そして、その陽性者登録、自分で登録できるのは、医療機関にかかってない人(検査キットで陽性になった人)。今回、医療機関にかかっているので自分で登録できないということになる。でも医療機関から登録済みなのかもしれない。そこで申し込みをしても良いのか悩んでしまった。相談したくても電話が繋がらない。今思うと、そんなこと気にせず、さっさと申し込めば良かったのかもしれない。結局SMSが来るのを待ってから申し込んだので遅くなってしまった。

食料品をすぐに届けてやれない
フォローアップセンターでは間に合わないのは上記の通り。所属している組織(会社や大学)によってはすぐに届けてくれるシステムもあるようだが、息子の所属先にはそれはなく、こちらから宅配便で届けることに。
息子から連絡があったのが夜。宅配便の夜発トラックが出た後の時間帯だった。次の便は翌日の夜便しかない。仕方なく翌日もどかしい気持ちのまま仕事をし、退勤後速攻で買い物して、帰宅後おかずをブワーッと作って即冷してパッキング、宅配センターへ持ち込む。そのとき出発準備をしているトラックと運転士さんをこれほど頼もしくありがたく思ったことがあろうか。無事、翌朝に到着。宅配のお兄さんもありがとう。ちなみにチャータ便を手配すると2万円近くかかりそうだった。非常食を置いていたのでなんとかなったけど、栄養をとらせて体力回復させてやりたい時にポカリ1本でさえすぐに届けてやれないのはもどかしかった。

発症日の決め方が曖昧だった
陽性者本人の場合、開放日は発症日を0日目として10日目。ところが、発症日が初期症状の出た日なのか、発熱日なのかわからない。相談したくてもフォローアップセンターにはつながらないし、連絡を待つしかなかった。そしてようやく連絡が来たと思ったら、なんと発症日が受診の前日とな!(上記の3日目)
このため、開放日が実際に初期症状のあった日から13日目となってしまった。発熱外来での聞き取り時に発熱日はしっかり伝えたはずだったが、初期症状のあった日をもっとはっきりと告げておくべきだったのかもしれない。

なぜもっと早く親に連絡しなかったのか
本人いわく、先に身近な人が陽性になっていて軽症だったので、自分も大丈夫だと思ったと。もう成人しているので、それなりに自分の身体の大丈夫なラインをわかっての判断だろうけど、親としては「次にこんなことがあったらもっと早く連絡しなさい」と言わざるをえん。ただ、連絡をくれたときにビデオ通話で、普通にPCの前に座ってニコニコして顔色も良かったので、あまり深刻にならなくて済んだのは息子のおかげかもしれない。

そのほか
発熱外来での支払いは「後日支払いに来てください。」とのことで、回復してから支払いに行く。検査料は無料、診察・処方料などを支払う。
外は酷暑なので、久しぶりに外へ出たら熱中症にならないか心配で、「部屋で体を動かしたり、ベランダに出て日光や外気に慣れておかないとだめだよー」と細かい事を言ってしまった。(親はなんでも心配なのだ)とにもかくにも軽症で済んでよかった。