過去帳の記入サービス

突然ですが、「過去帳」とは何かをご存知でしょうか?

過去帳」とは、仏壇に置くもので、先祖代々の命日などを書き入れてある手帳みたいなものです。浄土真宗の場合、位牌を置かずにこれを置きます。(浄土真宗以外にも置かれる宗教さんがあるかもしれませんが、詳しくないのでそこは不明です)

Amazonで検索してみました。(ちゃんとあった・・・) ↓↓↓こんな感じです。

 

実家には仏壇があり、親族が亡くなると達筆な母が筆を出してきてサラサラ~っと記入していました。

ところが、母が亡くなったとき困りました!!私を含め筆に自信のある者が周りにいなかったのです。お寺さんは「書くのは誰でもいいんですよ」とおっしゃるのですが…ここに書いた字がずっと子孫に読まれるわけですし、母が達筆だっただけに余計にハードルも上がります。お寺さんも持参すれば書いて下さるそうですが、お寺まで少し遠方だったのと、お礼をどの程度包むのかが難しいところでした。

そこで、過去帳に筆で記入してくれるサービスがないかネット検索してみました。でもあまり出てこないんですよね、少なくとも近所ではみつかりませんでした。

次にやってそうなのは仏壇仏具屋さん。比較的近くにあるチェーン店のホームページを見るも記入サービスについては載っていない。でも電話してみるとやってました!!
このときの料金は1文字110円。予約は必要なく、持参すればすぐ書いてくれるとのことでした。(ありがたいやら情けないやら...)

そこで、書いてほしい文字のメモを準備。
過去帳に書く項目は次の通り。
法名浄土真宗では戒名とは言わないので)
・俗名(生前の名前)
・命日(〇年〇月〇日)
・享年(〇歳)
・メモ(〇〇の母など)

必要な文字数を数えてみたら、大体50文字。5千円強になりそうでした。

ところが、結局持って行く段階になって、書いて下さる方が出てきた!!お任せする!!ありがたく書いて頂けました。ほんと、ありがたいやら情けないやら...小学生の時途中でお習字をやめちゃった私、もっとまじめに習っておけばよかったなあ。達筆であることって財産だなぁと感じた出来事でした。